砂糖菓子
残されたのは、紗弥と氷野クン。 


紗弥にとって、凄くきまずかった。


会話がないから・・・ 



『トン』


肩に氷野クンがもたれかかった。 


「氷野クン・・・?」


「ん・・・」


寝てるし。 


どうしよ・・・ 


上から見た氷野クンは黒髪がきれいで、 



何だか見とれた。 



何かにすいとられるように、 
氷野クンの前髪を触った。 


「ん・・・何?」



「えっ!?ゴメン。起しちゃった。」


「・・・もたれてた?」


「うん・・・」


「ゴメン」


「うん。」



ぎこちない会話。 


やっぱりそのあとは沈黙。 

氷野クンの体温が残る。




「紗弥ー式おわったみたいやぉ。」


いずらい空気から逃げるように綾芽のとこへ走った。 


< 62 / 68 >

この作品をシェア

pagetop