砂糖菓子
「紗弥はなんか部活入る?」

「サッカーのマネージャー。」
「サッカー部?俺も!」

「靖波も?」

「うん。でもよく入れたね。」

「あー、お父さんがコーチだからね。」

「うそー」

「本当に。靖波が居眠りとかしたらチクッちゃうよ。」

靖波としゃべってるのって何だか楽しかった。 

「紗ー弥ー部活?」


綾芽が話し掛けてきた。 
「あれ?紗弥が初対面の男の子と話してる。」

そんなに珍しいか? 
確かに恥ずかしくて話さないけど・・・ 

「誰?友達?」

「うん。綾芽」

靖波って男の子って感じじゃないからかな? 

「紗弥チャンー靖波、部活行くぞー」

木崎クンと小塚クンが教室のドアとこで待っていた。 

「今いく!ゴメン!綾芽行くね。」

「うん。バイバイ」

綾芽と分かれグランドに向う。 

グランドにはたくさんの女の子。 

黄色声援をおくっていた。

部活のドアを開く。 


凄く緊張した。 

「紗弥」

先輩の声。 


これから忙しくなるけど、先輩が毎日見れると思うと嬉しくてしょうがなかった。
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