**お隣さんで幼なじみ**



痛かったヒザやヒジも、驚きと情けなさで気になくなってしまった。



「お願い下ろしてぇ!」


「やだね」



何度もそんなやり取りをしていると、もう学校を出ていて、いつもの私達の帰り道。


……。


敦司の温もりが、私に伝わる。


あたたかい。


悩みまくって里菜にも相談したけど、いつものように、ただ、純粋に。


ありのままの私達で、ちょうどいいのかも。


手を繋がなくたって、抱きしめ合わなくたって、私は、このままでも十分幸せだ。


今なら、心からそう思えるよ。




< 209 / 260 >

この作品をシェア

pagetop