いけない恋
治まりきらない自分のアソコはまだ上を向いたまま。












(まっ、いっか…。)












今さら何を隠すんだっていう話だ…。
もう恥ずかしくもなんともないじゃないか。
いつものように接すればいい。
いつものように…。
風呂場から出ると、圭の顔が少し暗かった。

『さっきはごめんな…。悪いと思ってる。ごめん…。』


『いや、いいよ。全然気にしてないし。まぁお前ならやりかねないからな(笑)だから心配するなって!』
圭は何度も謝ってくれた。
俺は何度も気にするなと言った。
ってかパンツ一枚で話す話じゃないなと思いながら、何気ない時間が流れた。

『ってかお前抜こうとしてたの?』


『えっ?いやぁ最近抜いてなかったし、ただ勃起しちゃっただけだよ。修学旅行で抜く訳ないだろ!』


『でもお前のアソコ苦しそうだぜ(笑)』

と圭は俺のパンツの膨らみに向かってデコピンをしてきた。

『やめろって!圭も早くシャワー浴びてこいよ!!』


『ハハ(笑)分かった分かった!』

と言って圭は脱ぎ始め、風呂場へと行った。












(治まりきらないのはお前のせいじゃないか…)












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