愛なんて知らない Ⅱ
ー匡ー
「大丈夫
子共を嫌いな親なんていないから
きっと、匡と匡のお父さんなら大丈夫」
少し寂しそうに愛美はそう言った
綺麗な満月を背にそう言う愛美は
綺麗な月をも背景にしてしまうほど
儚く美しく、そして愛らしかった
いつも毅然とし
決して迷いを見せない
それなのに水面に雫が落ちたような綺麗な声で
人を無意識に救っていて
天使のように愛らしく美しい
そして儚い_________