続・らっく!!【完結】
本当だろうか…?
美弦はこんな俺でも愛してくれるだろうか…?
飲み込まれそうだ…
美弦に癒されて小さくなっていた傷がまた疼きだす…
なあ…美弦は俺が必要なのか…?
とめどなく溢れていく疑問を水に流すために俺はバスルームへと向かった
頭を冷やそう…
俺は頭から水を浴びた
ポタポタと水が滴り落ちる
その様子はまるで…俺と美弦を暗示しているようだった
こうやって零れ落ちていくのだろうか…?
しっかり掴んでいたはずだったのに…
月は1度満ちたら欠けていくしかない…
こんな想いをするくらいならずっと欠けたままでよかった…っ…
俺はひたすら水を浴び続けた―…