月待ち人
「好きだよ……一番…誰よりも大好き…」
その言葉を聞いてツキはニッコリ笑って受け入れてくれた。
好きな人へ想いを伝えるのが、ここまで気持ち良いだなんて知らなかった。
「私もナルくん、大好きだよ…」
そうに笑ってたのに…なんでツキが?
神様これって……オレに課せられた罰なんですか?
お願いだから……ツキを返して……
ツキ笑って…
ツキ大好きだよ。
奥出鳴瀬という存在は……
ツキの中で水泡の如く消えて行きました。