アイドルまっしぐら!!
「良介はね、君と別れるつもりはないと言っている。どれだけ説得しても無理だった。」
……それを聞いて、少しだけ喜んでる私がいた。
「うちの事務所に恋愛禁止という決まりはないんだ。そんな決まり、作ったところであまり意味がないからね。でもね、『Cute Boys』は違う。」
「……はい。」
「『Cute Boys』は今からが大事な、まだまだ若手だ。そんな彼らが恋愛をしてるなんて、世間から格好の餌食だよ。私たちには、彼らを守る責務がある。中山さんとは違う角度から守る責務が。この間の龍のことも同じ。私たちは素早く火消しに走った。まぁ、当人たちも否定したし、幸い大きなことにはならなかった。」
橘さんが淡々と話すことに、私はなかなか言葉を返せずにいた。
「でも、今回は違う。良介は中山さんとの交際を公言してしまっているし、否定もしないと言ってる。もう私たちには何もできないんだ。」
……私には、橘さんの次の言葉が予測できた。
……それを聞いて、少しだけ喜んでる私がいた。
「うちの事務所に恋愛禁止という決まりはないんだ。そんな決まり、作ったところであまり意味がないからね。でもね、『Cute Boys』は違う。」
「……はい。」
「『Cute Boys』は今からが大事な、まだまだ若手だ。そんな彼らが恋愛をしてるなんて、世間から格好の餌食だよ。私たちには、彼らを守る責務がある。中山さんとは違う角度から守る責務が。この間の龍のことも同じ。私たちは素早く火消しに走った。まぁ、当人たちも否定したし、幸い大きなことにはならなかった。」
橘さんが淡々と話すことに、私はなかなか言葉を返せずにいた。
「でも、今回は違う。良介は中山さんとの交際を公言してしまっているし、否定もしないと言ってる。もう私たちには何もできないんだ。」
……私には、橘さんの次の言葉が予測できた。