らっく!!

渋々、渡されたワンピースを着ると今度は鏡の前に座らされた。


「はいっ!!じっとしてて~」


凪ちゃんの手にはコテ。


「あの~いったい何を…?」


恐る恐る振り返る。


「決まってるじゃない♪これで先輩を悩殺するのよ!!」


悩殺って…死語じゃないですか…?


「凪ちゃん…私…「ぶつぶつ言うな!!」


はい…。


凪ちゃんは私の頭を鏡の前に戻した。


「美弦は全然わかってないよ」


うわーすごーい。


凪ちゃん器用だなー。


凪ちゃんの見事な手さばきに感心していると頭を小突かれた。


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