らっく!!


慌てて教室に戻ると教室にはポツンとひとり大原さんがいた。


何してるんだろ…?


机の上にはお弁当が広げられていた。


もしかしてお昼…?


大原さんの取り巻きは既に食堂に行っているはずだ。


食堂に行かないのかなあ…。


不思議に思い、首を傾げる。


「何?」


大原さんは突っ立っている私に気づいたのか不機嫌そうに尋ねる。


相変わらず私への敵対心は剥き出しだ。


「何でもない!!お箸取りに来ただけっ!!」


「そう」


私からお弁当に視線を移した大原さんは黙々と食べ始めた。


大原さんもしかしていつもひとりで…?


不思議とお母さんを亡くした時の事を思い出した。







独りは


寂しい―…。



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