ガラクタ姫

「ありがと」

ありゃ、ユタの中ではあたしが「大好き」と言った事になってる。

まぁ、ぶっちゃけそうだしいいか。

「じゃー、仕事場にもどるね」

あたしは「ヤダ!」と大きな声で言った。

「ヤダヤダヤダヤダヤダ」

その言葉はユタの耳には届いていない。

「じゃあ、いい子にしててね」

「ユタ切らないで!」

電話が切られた。

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