ガラクタ姫

このあとの時間がおっくうだ。

またユタがいない世界へと連れ戻される。

いやだ。

耐えられない。

イヤダイヤダイヤダイヤダ

あたしは発狂し、棚にあったぬいぐるみやガラスを壁に向かって投げ始める。

ガシャンッと音を立てて割れる。

もぅ再生不可能な物たち。

「うるさいっ!」

別に住む隣の住民から壁を越えて怒鳴られた。

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