確信のない約束。【上】
———日曜日。
昨日あらかじめ準備しておいたワンピに着替える。
メイクを薄く施し、ドキドキしながら約束の駅に向かう。
・・・あ!
樹だ!
まだ約束の時間まで20分あるのに・・・
「ごめーん。待った?」
お決まりのセリフを口にし、小走りで樹のもとに向かった。
「全然。ってかさ、私服可愛いな」
「えっ?そんなことないよ・・・///」
さらりと褒め言葉を言うもんだから照れる・・・