<完> 冬桜よ、散りゆけ  –諦めるべき恋なの?–
「暖姫、お母さんに渡すものがあった。」

 手紙らしいが、中身は読むなっと言われているから、桜は内容は知らない。

 まあとにかく、今日も桜と海翔の関係は変わらない。

 桜が卒業するまで、このままで終わるのか。

 桜は海翔に声かけられたくないっといつも思う。

 もう今すぐ。


「桜ちゃん。」
「あっ、はとりちゃん。」

 何か用があるかっと思ったら、雑談。

 他の三年生も集まって、合計八人ぺちゃくちゃ。
 これで桜たち三年生全員。

 ちょっとボリュームが大きいから、大迷惑だった。


< 138 / 257 >

この作品をシェア

pagetop