<完> 冬桜よ、散りゆけ  –諦めるべき恋なの?–
 放課後は体育館で練習。

 しかし、希欧はまたもや無視。

 おまけに希欧は、はとりと一緒。
 はとりとはものすごいライバル関係で、まさに紙一重。

 些細なことで、たちまち仲が崩れて仲直りと繰り返す。

 だけど最近、そういうのがない。

 これがいい友情関係かっと言われたら、そうとも限らないが。


 それだけではない。

 バレー部の他の三年生から、無視の一歩手前。
 桜や暖姫から話しかければ、普通に話せるけど・・・。
 いつもは二人より自分の方から話しかける子が、珍しく二人に話しかけない。

 二人にはそんな異変に気付いたのは、数日経ってからの話だ。

 とにかく、あの時の再現?かと桜はついつい思う。

 そうではないことを祈るが・・・。






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