<完> 冬桜よ、散りゆけ  –諦めるべき恋なの?–

四 因果応報?

 あの喧嘩?から次の日。

 朝挨拶しても、希欧は無視。

 暖姫に対しても同じ。

 仕方なく桜と暖姫は二人で行動している。

 ああー。いつもは希欧と一緒なのに。


 胸が切なくなる。

 明らか悪いことしているのに、憎めない。

 そういえば、あの時も同じ。


 希欧に無視される。

 これって、桜が海翔に対してやっていること。

 その仕返しが回ったのかもしれない。まさに因果応報。

 海翔は桜に無視されて、こんな思いしているかもしれない。

 だからっといって、海翔に対する態度は変えるつもりはない。

 今も、話したくない。関わりたくない。


< 196 / 257 >

この作品をシェア

pagetop