<完> 冬桜よ、散りゆけ  –諦めるべき恋なの?–
「希欧、もう、いいよ。」

 桜の言葉が耳に入っているかどうかは知らないが、希欧はまだ泣いている。

「希欧今の言葉分かった?」

 少し大きな声で言ったら、

「分かっているよ。
 許してくれるよね?」

「もちろん。」

 希欧はさっきの二倍三倍泣く。

 その姿を見て、桜も泣きそうになった。


 桜は本当だったら、許したくない。
 けど、今は希欧の言葉を信じたい。

 希欧の行動を見てから許そう。

 そう決心した。


 実際、それ以来希欧は桜や暖姫に対していじめなくなった。

 桜はわかっていた。
 希欧は意志の強い子だって。

 だからこそ許せたのかもっと、のちにそう思うようになった。

 そして、今まで以上に桜、希欧、暖姫は仲良くなった。

 これが、本当の友達かもしれない。



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