歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊤
「“めんどくさくない”ってゆうのは?」


健二が質問する。




「…基本めんどくさがりだから、面倒な女は意外ならOK。」

「顔は?どうゆうのがタイプなの??」


健二ナイス〜!

私も同じこと思ってた!!



「特にない。好きになった女の顔がタイプ。」

『キャーッ』


慶が真顔でそう言うと、会場のお客さんが興奮している。

私も心の中で、お客さんと一緒に叫んでいた(笑)




「え〜…これがイケメン天才ギタリストの慶くんです!みんなこれからよろしくね!!」


私がマイクでそう言うと、慶はペコッと頭を下げ、会場が拍手で包まれた。

そしていよいよ…




「そんな慶くんと、今日はセッションしたいと思いまーす♪」


会場がざわつく。

スタッフが椅子を用意してくれて、私と慶はスタイバイ。




「これからアコースティックで歌いまーす!もち演奏は、慶くんだよ♪」
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