17歳の不良と6歳の殺し屋
「その腕でやったの?」

「それは無理よ。私が持っているのは拳銃じゃなくて果物と木の実」

そう言って翡翠は見せ付けるように片膝を上げた。

「武器はコレよ」

それにコルダはまいった。と両手を挙げて溜息を吐いた。

「この事は雫には?」

「言わなくていい。修行に集中させるわ」

「実戦で丁度いいんじゃないの?」

それに翡翠はニヤリと笑った。

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