イケメンゴースト


「じゅ……ん」

純の病室に行くと、純は点滴をしながら眠っていた。

「大丈夫。寝てるだけだよ」
泣いている私の手を握って、隆が優しく背中をさすってくれる。


「このことは純の口から直接聞いた方がいいと思ったんだけど……」
 「なに……?」

隆が私の手を離して
純の隣へ行く。
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