イケメンゴースト

「また明日」

夏は手を振って出ていった。


「夏君は昔から変わらず
礼儀正しいわねぇ」

お母さんが
うっとりしながら話す。


「そうだね。
…なんでお母さんは
私達のこと、許してくれたの?」

「なんとなく
そんな気がしてたもの」

「へ?」


私は意味がわからず
ポカンとしてると
お母さんが話し出す。

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