ココとマシロ
「わーっ!山だーっ!」
「そだね、山だね」
「あっあれ川だーっ!」
「うん、川だね」
「すごいなー!あ、虫!」
「…うん、虫ね」
「わー!でもわたし虫嫌いだー!」
「…だよねぇ」
「おいおいココと笑華の温度差半端ないんだけど」
「え?わたし涼しいけど…じゃあエミカちゃん暑いの?」
「いやそうじゃないっつーか、あえて逆?」
「あ、紅葉してるよー!」
「……」
あれから一週間が経ち、課外活動の日を迎えたココ達はキャンプ場へと向かっていた。
あれ以降、ココに変わった様子は見られない。