長ズボンの暇潰し

青春全力

破れかけのスニーカー
少し色褪せたジーパン

まるで履かなくなった
昔のモノ
でも何故か捨てられないんだ

それはきっと
汚れたスニーカーで
我を忘れてハシャギまくる
僕らの青春そのものだから
泣いて、笑って
怒って、困って

そんな僕をずっと
守ってくれた

秋の日のオレンジの夕焼けを
笑いながら
走ったあの日だって

快晴の暑い夏の昼を
泣きながら
歩いたあの日も

君ら僕の側にいてくれた

スニーカー、
ジーパン
思い出すんだ

汚れたって構わない
破れたって構わない
無我夢中な
思春期の僕らの叫びを
まるで青春の唄の様に
歌ってたあの頃を
さぁまた歌おうよ
あの頃は僕らの為に

今度は将来の為に
あの頃の様に上手く歌えなくても
叫んでもいいんだ

聴いてくれ
響かしてくれ
僕らの歌を
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