見知らぬカレと同居生活!?
応急処置室へ向かいながら、俺はひたすら考えていた。


初めて会った日から、あいつは、俺にとって、今までにないタイプの女だった。


部屋に挨拶するような、笑える天然さを持っていて、

大家の病気を聞いて涙する優しさがあり、

笑うと青空のように明るく、

とにかく怖がりで、
守らなきゃいけない気持ちにさせられた。


俺は………小早川のコトが。

………好き なのだという事実に、
ふと思いあたる。

気付かないふりを続けていたんだ………。
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