シュガーズ
あと1人
絶対に協力してもらいたい人がいる
「ちょっといい?」
声をかける
「2人で話したいんだぁ」
「………うん」
笑ってくんないんだね
まぁいいや
あたしは笑顔を作る
知永 衣都は小さく頷いた
視界のすみに芽依ちゃんがいる
邪魔なんだよね……
2人きりで話したいから知永さんを廊下に連れ出す
「知永さんに頼みがあるの」
「……何かな?」
警戒されてるのがわかる
「あたしね 晴緋君が好きなの」
「……うん」
目の前の知永さんは表情1つ変えない
「応援してくれないかな?」
゙協力"してもらおうと思ってたけど
そんな感じじゃないし
黙って見ててよ
「なんであたしなの?」
「それはね」
偽物の笑顔を作る
「゙トモダチ"だから」
晴緋君とあなたが友達だから
それがあなたの利用価値だから
だってそうでしょ?
そうでもなきゃあたしがあんたにお願いなんてしない
晴緋君がいなきゃあんたなんか
知永 衣都なんか何の価値もないんだから
「……わかった」
知永さんが言う
「応援するね」