シュガーズ

「あぁ……」

受け取る


「秦野君っていつも晴緋君といるよね あたし1回話してみたかったんだ」


あくまで目的を悟られないように

慎重に……


「仲良くしてね」


愛想を振りまく
笑顔を振りまく

秦野君は黙ってあたしを見ていた


「なぁ」

「……えっ」


秦野君の腕があたしの肩を掴む

やりすぎた?

もしかしてこの人 女の子に免疫ないの?


「あんた ハルのこと好きだろ」

「……え?」


予想外の言葉

目が泳ぐ


「愛想ばっか振りまいて疲れない?」

「………。」


何こいつ……

不機嫌さが顔に出そうになるのを必死に抑える

笑顔を取り繕う



「猫被り女」


秦野君は掴んだ肩を離してそのまま教室を出て行った



「う……うっざぁい」


間違えた

確実に相手を間違えた

晴緋君の友達にあんなヤツがいると思わなかった



自他共に認める学校で1番モテる女の子



あたしを前にあんなこというヤツがいると思わなかった!!


しかもなんでバレてるの?

なんで晴緋君のこと狙ってることバレてんのよ

それ以前に

なんであたしがキャラ作ってることバレてるのよぉ……

< 18 / 287 >

この作品をシェア

pagetop