美男子症候群!?
「あーあ。全部バラしちゃいましたね~。これからどうするんすか?」
頭をぽりぽりかきながら、お兄ちゃんがふみくんに聞く。
久木先生こと整形美人ニューふみく……いや、アフターふみくんは、うーんと首を傾げた。
「どうしようね。本当は今日、ハルちゃんに告白しようと思ってたんだけど……」
ふみくんがしゃがんで、あたしの頭をぽんぽんと優しくなでた。
ああ、この撫で方、懐かしい。
久木先生からいつも感じていた懐かしさと安心感は、ふみくんだったからなんだ。
「どうやらハルちゃんの運命の相手は、俺じゃないみたいだね」
ちょっと残念そうな響きの声に言われて、あたしはハッとなる。
なんかいま、大きな謎が解けて、気が抜けて、
すっきりしたね、ちゃんちゃん。
みたいな流れになりかけてたけど。
拓海くんに鼻血ぶっかけちゃったこと忘れてたよね――――!!
全然解決してないよ!
久木先生が運命の相手じゃなくて、鼻血が出ない理由もわかったけど、事態はちっとも好転しちゃいないよね!
「もう、出血多量で昇天したい……」