美男子症候群!?





保健医の先生は、始業式に出ているのか不在だった。


勝手に戸棚から綿球を拝借して、両の鼻の穴につっこんで、外側から指で押さえる。



この鼻血とも長い付き合いだからねー。


応急処置も手慣れたもんですよ。




「いつ見ても間抜けな姿よね~」



「うるひゃいよぉ」




紗知子に言われなくてもわかってる。


あんまり人には見せられない姿だよね。


でもこうやらないと止まらないし。



オキシドールはさすがに、勝手に使っちゃだめだよねぇ。




「あんたそんなんで、この先どーすんのよ。本気で死ぬわよ?」



「どうしようねぇ。席替えはやくしてくれないかなあ」



「まだでしょうね。悠長なこと言ってないで、誰かと交換したら?」




そっか、その手があったか。


さすが頼りになる親友。頭いい!

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