美男子症候群!?
委員会は3年生のクラスでやる。
2階が3年生の階なんだけど、普段来ることないから緊張するなぁ。
廊下をどきどきしながら歩いてるあたしと違って、前を行く拓海くんは堂々としてる。
そして3年生のお姉さま方の視線を、一点に集めてるのはさすがだなー。
うっとり彼の背中を眺めていたら、拓海くんが突然こっちを振り返った。
向くなら向くって言ってくださいよもー!
「おい。なんでそんな、離れて歩く?」
あう。気づいちゃいましたか。
これはあなたの顔を見ても鼻血が出ない、ギリの距離なんです。
とは言えないのがつらいところ。
「そう、かな? 普通の距離じゃ……」
「もっとこっち来て、並んで歩けばいいだろ」
そう言って、拓海くんはあたしの右手をとった。
……へっ!?
なんであたし……拓海くんと手つないで歩いてんの!?