美男子症候群!?
「逃げることないんじゃねーの。傷つくだろ」
「ひっ」
肩に手を置かれて、飛び上がる。
拓海くんの指が、つつーってあたしの首筋をすべった。
「逃げられるとさ、どこまでも追いかけたくならないか?」
「な、なりませんっ」
「俺はなる。追いかけて、捕まえて、そのあとは……どうなると思う?」
「どう、なっちゃうんですか……?」
「さぁ。野宮、体感してみるか」
囁かれて、あたしは勢いよく拓海くんから離れて首を振った。
「え、遠慮しときます!」
「あそ。残念」
拓海くんの笑顔がなんかこわい。
なにか企んでいそうな黒い笑顔。
お顔が整っている分、迫力がすごいです。