すっぱちゃっぷす☆
マイティー先輩は
胸元のポケットからハンカチを出して私の頬に近付ける。



「だ…だめっ…」



それを阻止した私に、マイティー先輩は悲しそうな声を出す。



「どうして?」



「……汚れちゃうから」



私の言葉に安心したのか
マイティー先輩はフッと笑う。



「全くキミは……」



クイッ


優しく私の手を掴んで
マイティー先輩は言う。



「女性の涙は美しい」




う…美しくなんかっ……






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