すっぱちゃっぷす☆
愛人の足に合わせて歩く私は、少し駆け足みたいになる。



「ねぇ、愛人…
戻った方がいいんじゃない?」


いいんじゃない?
とか私ウソつきだな…



ほんとはこのままその手を
掴んでて欲しいって思ってる…


だけど何となく
それを愛人に否定してほしくて。



そんなことを
聞いてしまったんだ。




愛人は私の言葉を気にする
様子なく、ペースを変えずに
歩き続ける。




ただ一言


「黙ってついてこいよ」






「………はい。」



ドキ ドキ…




私…実はMなのかも。


そんな言葉にドキドキしてる
なんてヘンだよね…?







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