すっぱちゃっぷす☆
「ん、座れよ」


だけど愛人は少し首を傾げただけで、空いてるイスに座りながら言った。


「私、怪我してないよ?!」


「いいから座れって」


うぅ…
だって二人っきりって……!


戸惑いながら愛人の真正面に
私は座った。



「痛い所ないのか?」


愛人がイスを引きずるたびに、私との距離が縮まる。


ドクン、ドクン


それは大丈夫だよ、だって……


「愛人が助けてくれたから、
全然痛くない」


さっきのことを思い出してしまい、私は俯いた。


だってさっき……

私に触ってくれたもん。


愛人が私を
包み込んでくれたんだもん。




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