すっぱちゃっぷす☆
体育館に着くと、
真っ先にミカリンが
駆けつけてくれた。


元気そうな私の顔を見ると、ミカリンは安心したようだった。


「やぁ、お尻ちゃん。
大丈夫だったかい?」


「あ、はい…」


みんながいるところでお尻ちゃんと呼ばれて耳が熱くなる。


いい加減…やめてくれないかな、そのあだ名。


とは言えず、素直に頷く私。


「そう。それなら良かった…」


マイティー先輩は、ふぅ…と溜め息をついた。


あれ?

マイティー先輩、何だか元気ないみたい…?


私の視線に気づいたマイティー先輩は、慌てたようにニコリと笑った。



「また後で迎えに行くよ、マイ・スウィート・ベイビー」


マイティー先輩は、ウィンクと投げKissをして、去って行った。


元気がない時でも、相変わらず英語の発音は完璧なマイティー先輩。



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