すっぱちゃっぷす☆
「アイツもよくやるよね。男子に混じってまで一緒にいるなんて」


私の視線に気付いたミカリンは少し嫌みっぽく言う。


「そだね、あはは…」


そう言いながら、


だけどあんなに素直に気持ちをぶつける美川さんが、私には輝いてみえた。


そして、愛人が美川さんを好きになっても当然のように思えた。


やば………


また泣きそう。


私は涙を飲み込むように卵焼きを口に押し込む。


そんな私の頬に、突然冷たい物が押し当てられた。


「きゃっ……!!?」


その冷たさに思わずお尻が浮いてしまった。


「ハロー、僕のスウィート・パンプキンパイ」


ぱ…パンプキンパイ?!


上から降ってきた声に、驚いて上を向くと


マイティー先輩が後ろに立って私を覗きこんでいた。


< 244 / 276 >

この作品をシェア

pagetop