オレンジの彼。

「それなのに…、朔斗のバカ‼…最近ちょっといい奴かもって思ってたのに…。」


「…しお」


「もう良い‼朔斗なんか知らない‼…ちゃんと健ちゃんに告白するよ‼それで良いんでしょ?朔斗のバカ‼」


あたしは鞄からタッパーを取り出して朔斗に投げつけた。




「痛っ‼何すんだよ…‼」

見事にタッパーが朔斗の頭に当たった。



「朔斗のチビ‼」



泣いてるのを見られないように、体育館からでた。



朔斗のバカ‼

いい奴だと思ってたのに。



健ちゃんにちゃんと伝えるから…‼

告白するんだから‼



朔斗なんか…


知らない‼




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