半熟cherryⅡ

「はい、ｶﾝﾊﾟｰｲ♪」

『｢｢…ｶﾝﾊﾟｰｲ｣｣』





俺と涼真が店に入ってすぐ。

茜と一美ｾﾝｾｲも来た。





部屋に入るなり。

「とりあえず生2つ!!あとｳｰﾛﾝ茶2つね」

“ﾊﾟﾊﾟｯ”とｵｰﾀﾞｰを始める一美ｾﾝｾｲ。





なんていうか。

…ﾊﾟﾜﾌﾙ？





“とりあえず”でｵｰﾀﾞｰした飲み物が来たところで。

みんなでｶﾝﾊﾟｲ。



茜と一美ｾﾝｾｲはﾋﾞｰﾙ。

俺と涼真はｳｰﾛﾝ茶。





てかなんでｳｰﾛﾝ茶？

確かに俺、ﾋﾞｰﾙは苦手だけどさ。

ﾁｭｰﾊｲとかあるじゃん。

今日は飲む気なかったｹﾄﾞ。

飲まなきゃやってらんねぇ。





俺と茜の甘い時間を返してくれぇ!!





「俺もﾋﾞｰﾙ飲みたいんﾃﾞｽけど」





ﾋﾞｰﾙ大好きな涼真は。

向かい合って座ってる一美ｾﾝｾｲに言う。





一美ｾﾝｾｲ、ﾆｯｺﾘ笑って。





「未成年は大人しくｿﾌﾄﾄﾞﾘﾝｸ飲んでなさい」





ﾄﾞﾘﾝｸの並んだﾒﾆｭｰのｿﾌﾄﾄﾞﾘﾝｸ欄を指差した。