半熟cherryⅡ

公園の駐車場で茜を見送った後。

涼真に電話をした。





「茜とイチャイチャできた〜?」



涼真は開口一番いやらしそうな含み笑い。





『…うるさい』

「なんだよ。
人がせっかく気ぃきかせてやったっつーのに」





お前のその“気”が俺を煽ったんだろうが!!



…と、言いたいのをガマンして。

本題に入る。





『今日、涼真ンちにいるコトにしといて』





「…茜ンち行くの?」

『……………………』

「沈黙は肯定してるっつーコトですな♪」





わかってるならあえて言葉にするな。





「なら、俺も行こっかなぁ♪」

『バッ!!来んな!!』





涼真の能天気な声につい。

声が出てしまった。





「やだ〜、郁チャン。
2人きりで“ナニ”するつもり〜?」





……ああ。

電話の向こうでニヤニヤしてる涼真の顔が目に浮かぶ……。





『……勉強』

「全国模試トップ10の郁チャンが何のお勉強?
……保健体育の実技ですかぁ?」




いっぺん逝ってこい、バカ。



 

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