半熟cherryⅡ
サクランボが1つのったシンプルだけど旨そうなプリンを発見して。
若干テンションの上がった俺は。
今日の夜と明日の朝の分。
計4コのプリンをレジで会計した。
「「ありがとうございました〜」」
店に入ったトキとは雲泥の差。
素晴らしくハモったアイサツですこと。
「プリンだって!!カワイイ!!」
「見た目とのギャップがたまんない!!」
レジを離れてすぐ。
店員の女たちがキャアキャア騒ぎだす。
…あ〜…うるせぇ。
余計なお世話だ。
そう思いながらも。
レジに背中を向けて歩きだした。
その時。
「さっきの金髪の人もプリン買ってたよね?」
背中の方から聞こえた言葉。
「あの人もカッコよかった!!」
「バイクでブーンって行っちゃったケド、彼女のトコ行ったのかな?」
「私もあんな彼氏が欲しい〜ッ!!」
……金髪?
……バイクでブーン?