アイドル様と☆甘きゅんラブ【完】
ギュッと固く目を瞑って。


“バレませんように、バレませんように”


それだけを心に念じて、柊真の広い胸の中、息を潜めておとなしくしていた。


それなのに……。


「柊真と美桜ちゃんか……。
仲、よさそうだね」


今一番聞きたくない……。


「侑斗。
どうする? コレ」


低くて甘くて、そして綺麗な……瑞貴サマの声が降ってきた。
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