アイドル様と☆甘きゅんラブ【完】
あなた、なかなかの怪力の持ち主ですね?


その週刊誌。


けっこうな分厚さですよ?


それをそんな風に、キレイにまっぷたつにするなんて……。


あたしは、間違っても藍ちゃんを、お、怒らせないように気をつけよう。


涙の代わりに冷や汗をたらし、あたしは唇の端をひくつかせた。


でも――……。


そんな決心は、すぐに鈍ることになる。


だって、藍ちゃん……。


こんなことを言うんだもん。


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