アイドル様と☆甘きゅんラブ【完】
「あ、わりー」


そんな言葉とともに、柊真は急にあたしのそばから飛びのいた。


「……ったく。
こんなことして。
『わりー』程度ですむわけないでしょ!?
仕返しさせなさいよね。
頭出せ!
このいじめっ子柊真っ!!!!!」


柊真にグリグリされたこめかみを撫でながら、あたしは猛然と柊真に飛びかかった。


……つもりだったけど。


柊真にひらりとかわされた。


「おのれー。
やり逃げは許さんっ!!」


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