アイドル様と☆甘きゅんラブ【完】
そう言う藍ちゃんを見ながら、あたしは思った。


恋する乙女ってのは、きっと、ここまで嫉妬して。


暴走しちゃうものなんだろうなぁ~と。


でも、いいや。


「藍ちゃん、大好き~。
陽ちゃん、大好き~!!」


あたしは、ふたりにギュッと抱きついた。


「え~?
なに~?」


ふたりは、あたしの行動にめちゃくちゃ照れていたけど、かまわず抱きついたまま、あたしは言った。


「ありがとね。
ふたりとも。
あたし、がんばるっ。
好きの気持ちは……。
ひとつだけじゃないもんねっ!!」
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