アイドル様と☆甘きゅんラブ【完】
「そうだっけ?」


「それに、藍ちゃん!」


あたしは、ホッとした表情を浮かべた藍ちゃんにズンズン近寄った。


「藍ちゃんの妄想のせいで。
あたし、お兄ちゃんにバスタオルで叩かれたばかりか。
げんこつで叩かれたんだからね~!!」


昨日お兄ちゃんに叩かれた後頭部を藍ちゃんに見せる。


まぁ、見せたところで、たんこぶさえできていないのだけど。


「ごめん、ごめん……」


藍ちゃんは軽くふきだしながら謝った。


「……ったく」


「でも、やっぱ、溺愛されてるね。
うらやましいな~」
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