♂ vs ♀ ~男女寮戦争~《完》【続編完結】
「この人、どうする…?」

沼部に鋭い視線を向けていた瀬戸内を見上げる。

「まぁ、同情できないこともないけどな…」

瀬戸内は、大きくため息をついた。



「女子寮長のお前が決めろ」

「あ、あたし…?」

「俺が決めたら、身内かばってるみたいじゃねぇか」

「う~ん…」

まだ頭を下げている沼部に視線を戻す。

沼部の気持ち、わからなくもないんだけど…

見るからに気が弱そうだし。



たぶん萌のこと本気で好きなんだろうし。

これ以上、悪いことしそうには見えないし。



「わかった…
今回だけだよ」

沼部は、あたしの言葉に顔を上げた。
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