♂ vs ♀ ~男女寮戦争~《完》【続編完結】
「うん…」

しばらく考えて、うなずくあたし。

「あたし、瀬戸内のことが好きなんだ」



「…ごめん、彩木」

気まずくなって、あたしから視線をそらす。



何も言わず、うつむいて考えこむ彩木。

あたしは立ち去っていいのかわからなくて、彩木が顔を上げるのを待っていた。



ガサリと枯れ葉を踏む音に、彩木が振り返る。

あたしも、その方向に顔をむけた。
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