♂ vs ♀ ~男女寮戦争~《完》【続編完結】
「あんた、何言ってんの…?」

彩木の笑顔にゾッとして、立ちすくむあたし。

あたしに返事せず、彩木は瀬戸内に視線を向けた。

彩木と向き合って、瀬戸内も足を止める。



「いいとこに来たな、瀬戸内…」

この状況、あたしはいったいどうすれば…

オロオロ二人を見比べるあたし。



「牧村さん」

「はい…」

いきなり彩木に名前を呼ばれて、条件反射でとりあえず返事するあたし。



「こいつの前で、はっきり言ってよ。さっきの言葉」

さっきの言葉って…

そんなん、瀬戸内に言えるわけないじゃん。



どうやって、この場を切り抜けるべきか…

あたしは無意識に文化祭要項を丸めながら、必死で考えていた。
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