恋のベクトル。
「…バスケ部」
「へーバスケ部かー」
…つ、続き!続きどうする!?
何か話さないとー!
「野崎って何処住んでんの?」
た、助かった…!!
「え、あ、うん、学校から2つ駅
離れた所。高梨は?」
「地元。学校から自転車で
20分くらいの所」
「え!地元いいなあ!寝坊
できるじゃん!!」
電車の時間に合わせて起きる
事は慣れるまで大変だった。
地元となるとその分楽
だろうなあと想像する。