双子☆Love Another Story
私は、自分の部屋に戻って、佑樹の携帯に電話をしてみた。
「もしもし?」
「ねぇ、今、大丈夫?」
「あぁ、大丈夫。もし、大丈夫じゃなくても梨香からの電話は出る。」
……本当に佑樹って付き合いだしてから、甘くなった。
基本的な性格は俺様なんだけど……
「あのね、今度の日曜日って暇かな?」
「何?デートのお誘い?梨香からなんて珍しいな。」
「いや、うん……あのね?家に来てほしいの。」
私がそう言うと、しばらく沈黙ができた。