双子☆Love Another Story
「あがって。」




「うん……お邪魔します。」




結花の家は何度か来たことがあるけれど、




泊まるのはもちろん初めて。





……テンパるよね。



「……ねぇ、悠斗。」




「うん、なぁに?」





「そんなに緊張しないで。私まで恥ずかしくなるじゃない。」




結花がかわいらしくそう言うから、僕はもっと緊張してしまった。




「……ねぇ、悠斗は私とそういうことしてみたいとか思わないの?」




「……思わないわけないよ。」




「じゃあ、いいじゃない。」





「……もう少し自然な流れでなるかなって思ってたんだけどな。」




僕はそう言って、結花の頭を撫でた。




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